2017/03/17

「3.16全国いっせい行動」を力に、要求実現にむけて引き続き頑張ろう!



昨日、全労連の統一行動に呼応して、「福祉保育労 17 春闘 3.16全国いっせい行動」に取り組みました。
「福祉労働者の大幅な増員と賃金などの処遇改善」「安全保障関連法(戦争法)の廃止、憲法改悪反対」を要求に掲げ、全国の仲間が力をあわせ政府や厚労省などに迫りました。

年度末の忙しい時期でもあり、どれだけの運動ができるのか不安でしたが、全国的には7地方組織、84職場で637人がストライキを実施しました。
ストに入れなかった職場でも、職場宣伝・集会、アピール採択、ファックス要請などに取り組みました。

京都地本は残念ながらスト実施には至りませんでした。
しかし、メイン行動としての京都市役所前でのアピール集会をはじめ、各職場で創意工夫を凝らし、関係者や市民の方々に要求や実態を訴えることができました。

福祉労働者の生の声や要求を広く訴えられたことは大きな成果でした。
また、夜の報告集会では「とりくんでよかった。元気になった」「この間、組合活動ができてなかったが、久しぶりに組合の存在をアピールできた」「この取り組みを機に、学習を深めようとの声が出された」「園長や保護者から頑張れと激励された」など、次につながる感想が多く出され、参加者の確信につながりました。

市役所前の集会には70名ほどが集まりました。
組合員以外に12の労組・団体が激励に駆けつけてくださり、そのうちのいくつかから熱いメッセージをいただきました。
それぞれの労組・団体が、福祉労働者の処遇改善を自らの要求と位置づけ集会に参加くださたことを力に、引き続き頑張ります!
京都総評をはじめとする関係労組・団体のみなさん、ほんとうにありがとうございました。

法人理事長や施設長からの賛同は現在15組織からいただいています。
ありがとうございました。

行動に参加したすべての分会を紹介できていませんが、現時点で作成した動画をご覧ください。


中央本部の取り組みがニュースで放映されました。
いつまで盛られるかわかりませんが。

2017/03/15

「福祉保育労 17春闘 3.16全国いっせい行動」に取り組みます!




福祉保育労は、明日、3月16日「福祉保育労 17春闘 全国いっせい行動」に取り組みます。
全国11地方組織でストライキ権を確立し、その内、7地方組織・71職場・584名の仲間が要求実現をめざしストライキを実施します。

京都地本では各職場を単位に、門前宣伝や職場集会でのアピール採択、首相官邸や厚労省、防衛省への要請ファックス行動に取り組みます。

地本全体の取り組みとしては、アピール集会を14時から京都市役所前で行います。
福祉職場の実態や私たちの要求を広く市民の方々にも理解いただき、要求実現に向けて世論を広げていきます。

ぜひ、お近くにお越しの際は、京都市役所前に足をお運びいただき、福祉労働者を激励いただきますようお願いいたします。


以下は、関係者への要請文書の抜粋です。

 現在、多くの福祉職場は職員が定着せず、募集しても必要な人手を確保することが大変難しい状況です。結果、定員どおりに子どもや高齢者などを受け入れることができない福祉施設がうまれています。また、長時間労働や持ち帰り残業、対応の難しいケースなどが増え、職員は精神的にも肉体的にも追い詰められています。福祉職場は余裕やゆとりがなくなり、メンタルシックの発症や虐待を引き起こす職員が増加傾向にあります。子ども、高齢者、障害者の発達や成長、暮らしを支えるはずの福祉現場が、崩壊の危機にさらされています。国民・府民へ責任ある福祉サービスを提供するためには、福祉職員の大幅増員と処遇改善が喫緊の課題となっています。

 福祉職員の処遇改善を求める社会的な声を受けて、政府は2017年度に一定の処遇改善をはかろうとしています。しかし、保育園で実施される予定の処遇改善は、新たに設置される役職者への手当に限定される可能性があります。また、介護・高齢者福祉、障害者福祉の施設等の職員に対する月額1万円の引き上げも、「経験、資格、評価」などの基準に基づき昇給を判定することが条件とされています。これでは、全職員の賃金底上げ、全産業の平均賃金との格差解消には極めて不十分と言わざるを得ません。

 一昨年9月、多くの国民が反対する中、憲法違反の安全保障関連法が強行採決されました。社会保障予算が抑制される一方で、防衛費は5年連続増額され、5兆円を突破しました。「平和なくして福祉なし」の思いを胸に日々仕事に取り組む私たちは、日本が再び、軍事大国化への道を歩み出すのではないかと憂慮しています。儲かれば手段や道理は関係ないとばかりに、武器輸出・軍需産業を成長戦略に位置づける政府の姿勢は、生存権や人権を第一義的に考える福祉思想の対極にあると考えます。

 こうした情勢のもと、私たちは、明日、3月16日、政府や厚生労働省などに対し下記要求を掲げ、その実現を求めて全国の福祉職場でストライキを含む「全国いっせい行動」に取り組みます。当日は厚生労働省、防衛省との交渉のほか、京都府内でも職場での宣伝・アピール行動や集会などを実施します。


○政府・厚生労働省に向けた要求
1.職員配置基準を抜本的に改善し、完全週休2日制の実施や、法律で定められた休憩・休暇の取得ができるように、職員を大幅に増やすこと。
2.人件費財源を大幅に増額し、全産業平均との月額10万円の賃金格差を解消すること。
3.時給で働く職員の賃金を時給1,500円以上にできるようにすること。
4.福祉で働くすべての職員を対象にした退職手当共済制度を整備すること。
5.安全保障関連法(戦争法)を廃止すること。
6.南スーダンから自衛隊を撤退させること。(実現予定)
7.日本国憲法を遵守し、明文改憲をおこなわないこと。

○京都府や京都市などに対する要求
1.京都府内の福祉労働者の大幅な処遇改善と増員
2.職場環境の改善、公私間格差是正制度としての京都市内保育プール制の復活
3.児童館・学童保育労働者の賃金の抜本的改善
4.介護労働者の処遇改善にむけた補助制度の創設
5.非正規労働者の賃金を時給1,200円以上など待遇改善
6.京都市、京都市立病院は「青いとり保育園不当解雇事件」について謝罪すること。

2017/03/14

「青いとり不当解雇事件」京都市立病院前宣伝


今日は、病院前での定例宣伝の日でした。
判決日は4月19日。あと一月ほどになりました。
勝利判決を勝ち取るため、最後まで支援の輪を広げていただきますようよろしくお願いいたします。

今朝、病院前で配ったビラと原告のひとりが訴えた内容を紹介します。
少し長いですが、ぜひお読みいただき、原告の思いをご理解ください。

引き続きのご支援よろしくお願いいたします。




京都市立病院院内保育園、青いとり保育園の元保育士です。
私たちが突然保育園を解雇されて、丸2年が経とうとしています。 裁判をはじめて18か月となりました。

こんなことが起こった背景には、京都市が保育士の専門性を軽視し、勤続年数を無視した人件費削減の方針があります。今、京都市が進める公立保育所の民営化も同じ流れのものです。

子どもは信頼できる大人との心を通わせる関係を土台にして、豊かに心身を成長・発達させていきます。コスト論から、べテラン職員を排除し、職員の継続性が無くされてしまうと、保育の根幹が壊れてしまいます。青いとり保育園では、まさに先手を打つように、不当な解雇が強行されました。

裁判は先日21日に結審を迎え、原告3名のうち私も最後の思いを陳述しました。 30数年青いとり保育園でずっと働いてきて、長年やりがいと誇りを持って頑張ってきたことを否定され、働き続けられなかった無念な思い。乳幼児期の大切な時に子どもたちの心に大きな傷を残し、保護者の方も子どもの変化に、これからのことが不安で心配な様子であることなどを話しまた。

経験豊かな保育士を簡単に切り捨てて、4年後もこんな事が起っていいのか、そんな思いが募り、泣き寝入りしていたら同じような思いをする人が出てきます。保育園の民間委託の被害者は子どもと保護者だと訴えました。裁判でその声を代弁したい。なぜこんな事態が起こってしまったのか、京都市や市立病院は、何の説明もなく、私たちや子どもたちや 保護者などに大きな悲しみや心の傷を負わせた責任を認めて謝罪をして欲しいと、陳述しました。

他の2名も、裁判での京都市との証言のやりとりで明らかになったことや、保育・雇用に対し理解がないことへの悲しみや怒り。長年保育してきた中での現場の具体的な実情の一例を涙ながらに陳述しました。 そのあと裁判所へ追加の署名を提出しました。最終トータルで約3万筆、集まりました。裁判には毎回、入れない人がでるほど、多くの傍聴者が駆け付けてくださり、たくさんの仲間や、多くの支援者の方々に支えられ、励まされて、何とかここまできました。 あっという間だったようにも思います。

裁判を振り返ってみますと京都大学の大倉先生が、保育の質についてわかりやすくまとめて下さりました。そして、弁護団の8人の弁護士さんたちが、本当に力を合わせて、40年近い設立の頃からの歴史を含め、青いとり保育園がどれだけ先駆的な保育を作り上げてきたか、京都市における青いとりの価値がどれほどのものか、これを読んだら、京都市は何も反論できないだろうというような最終の準備書面にまとめ下さりました。これは、私たち原告のすべての思いが詰まっています。

 一人一人の子どもを大事にし、職員みんなで、子どもも大人も居心地のいい居場所のある保育園をめざしてきた、青いとりの保育の良さを改めて認識しました。私たちが働き続け、経験を積み上げてきたことと、保育の質を高めていくことが繋がっていること、そして、私たちの 保育が本当に価値のある素晴らしいものだったと、実感することができました。
そして、そんな青いとりの職員集団をバラバラにし、大好きな青いとりの子どもたちや保護者と切り離されたことに、一層屈しく悲しい思いもしました。

証人尋問の中で、現在の委託先である事業所が、職員全員の雇用の継続を応募書類の中に掲げていたことも、明らかになりました。
京都市と病院が、青いとりで頑張ってきた私たちのことを思い、保護者や子どもたちの願いにきちんと向き合っていれば、そして委託元としての責任をきちんと果たせば、私たちは青いとりに残れたはずだし、今回のような、職員全員が入れ替わり大混乱を起こすような異常事態にはならなかったはずです。
ますます京都市の無責任さが浮き彫りにされ、肝心の子どもや親、保育士のことより、いかに安くできるか、中身よりコスト優先の京都市の姿勢が今回の事件を引き起こしたことが、明らかになりました。

保育士は、子どもたちがどんな風に育っていくか、卒園して小学校に行く頃までに、こんな子どもに育っていってほしい、そして、もっと先の将来にまで思いをはせて、今、目の前にいる子どもたちと向き合います。
働く者が大事にされずに、コロコロ変わるような保育園では、見通しを持った保育実践はできません。

4年ごとに、事業所も保育士も入れ替わるのが当たり前では、将来、青いとり保育園に預けようと思う保護者は、いなくなります。
安くできるなら保育内容なんてどうでもいい、ただ預かってくれればいいという、単なる託児所になったら、意欲のある保育者は、今の委託先の事業所のようにどんどん去っていきます。

乳幼児期を過ごす保育所は、子どもたちが将来、自分自身をかけがえのない存在だと感じ、 自分だけでなく、周りの友だちも大事に思える、そういう人として大事な心を育てる大切な場所です。
栃木県の医療センターの保育でも委託変更によって、この年度末で、保育園の仕事を奪われるという、青いとりと同じことが繰り返される事態が起こっています。保育と職場環境を寄るために、皆さんと一緒にさらに闘いを広げていきたいと思います。

419日、13時10分、いよいよ判決が言い渡されます。
保育の仕事がどれだけ大事で価値のある仕事なのか、子どもが豊かに育つ為には人の繋がりと保育環境がいかに大切なのかと言うことを行政に認めさせる判決になればと思います。
がんばります。引き続き、大きなご支援をよろしくお願いします。